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製作の共通認識



青木ヶ原樹海をテーマに製作を始めるわけですが、それをどう表現するかが一番重要なところで。

その件について樹海ロケの前に四人で話し合いをした。

まず樹海が抱える問題があるのかどうかというところから洗い出し、すぐに見つかるもので言えば不法投棄などのゴミ問題。


そもそも樹海と言えばもう日本の心霊オカルトのメッカのようなところであり、昔話題になった宗教団体の本部が近くにあった所だったりとすでに中々なマイナスイメージだ。


そのイメージは不法投棄を助長しているという話もある。

人間心理的に綺麗で神聖な場所にはゴミは捨て辛い。

それに加えての樹海の岩や根が隆起した不気味な雰囲気を纏っている。

夜に来れば禍々しく思うのも想像に難くない。なのでこのマイナスイメージの払拭はせめてもの樹海を良い方向に導いてくれそうではある。


とはいえ現地を視察してみると青々とした苔や植物、他に類を見ない雄大な自然も感じる事ができる。

また樹海ロケの道すがら家族連れなども見かけたりする。

オカルトのイメージは先行しているが、近くに観光地も多くそこまで悲観する状況ではない、少なくとも近隣の方たちはそう

思ってなさそうな報告もある。


まずはこの樹海独特の自然を良い方向に導いて行くようにする。

このような感じでまた展示を楽しみにして頂きたい所存です。

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