Furudono / Installation
- 2024年12月1日
- 読了時間: 2分
更新日:3月31日

今回の展示を通して、古殿という長い歴史を持つ小さな町の静かな存在感に触れることができました。
特に印象的だったのは、この町の産業を支えている人々の姿勢です。
そこには特別に飾り立てられたものはなく、ただ日々の仕事を淡々と積み重ねていく姿がありました。
しかし、その静かな営みの中には、この土地や受け継がれてきた文化に対する強い責任感が確かに存在しています。

現代社会では、目新しさや分かりやすい魅力が強く求められることが多くなりました。
そのような時代の中で、飾らないまま自然と向き合い続けるこの町の人々の在り方は、むしろとても貴重な感覚なのではないかと感じました。

古殿の人々は、自分たちの暮らしを特別なものとして語るわけではありません。
ただ、この土地に流れてきた長い歴史を受け入れ、その中で自分たちの役割を果たしながら仕事を続けています。
今回のフィールドワークを通して見えてきた林業、農業、酒造といった営みは、単なる産業というよりも、人と自然、そして時間が重なり合って生まれる地域の文化そのもののようにも感じられました。
そこには、歴史を受け止めながら考え、それを現在へと生かしていこうとする、まっすぐなエネルギーが確かに流れています。
人と自然の関係は、必ずしも大きな言葉や思想によって語られるものではなく、むしろ日々の仕事の積み重ねの中で静かに保たれていくものなのかもしれません。
展示に参加いただけましたお三方に感謝いたします。






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